いよいよ、ここ益子の桜も満開を超えて散りはじめました。ついこの前まで真冬の寒さだったのに、もうすっかり春ですねー。
春といえばフキノトウなどの山菜がお楽しみの一つですが、私たちが移住してきたここ益子の家の庭には、なんとフキノトウがホンのちょっとですが自生しています。
家の庭でフキノトウがとれるなんて東京生まれ東京育ちの私としてはかなり感激。
私たちは、こちらに移住する前から、ずーっと東京から「通い」でここ益子の地で無農薬のお米作りをしてきました。
その無農薬のお米を作っている田んぼのアゼにはツクシが山のように生えています。ツクシじたいはけっこう東京でもアチコチに生えていて公園などでも見かけたことはあったのですが、これほど大量に生えているのを見たのは初めて。
最近はツクシが春の山菜として、スーパーなどでも売られることもあるようですが、あまり一般的ではありません。今回大量のツクシでかき揚げを作ってみて、もしかするとその一番の原因は「香り」にあるのかもしれないなあ?なんて思いました。
以前からスーパーなどで良く売られているタラの芽やフキノトウに比べると、ツクシは圧倒的に香りが弱いです。ほぼナイと言ってもいいくらい。でも山菜特有のホロニガみはシッカリあって、ホロニガ好きの私としては大好き!
しかもツクシには実はビタミンEが豊富で、野菜の中ではトップクラスの含有量だとか。
ちなみにツクシの食べ頃は、下の写真で言うと右側のようにツクシの頭の部分の胞子がなくなっていなくて薄い緑色のモノです。左側のように頭の胞子が散ってしまったあとのツクシも問題なく食べられますが、ツクシ特有のホロニガみもなく味もそっけもありません。ちなみに今回のかきあげには左のツクシもけっこう大量に入れましたが。
ツクシは下ごしらえのハカマとりが少し面倒くさいのですが、それさえしてしまえば、アクも苦味も弱いのでそのままスグにでも色々なお料理に使えます。
というワケで今回はツクシのかき揚げのレシピをご紹介します。ちなみにこのかき揚げ衣のレシピはコツいらずで超サクサクなかきあげができる黄金比でもあります。
材料
つくし なるべくたくさん
乾燥小エビ ツクシの1/4くらい
★小麦粉 大匙6
★片栗粉 大匙3
★塩 小さじ1/2
★水 100ml
作り方
①まずツクシのフシの部分にある、茶色いギザギザのハカマと呼ばれる部分をむしり取ります
ハカマを取る前
ハカマを取った後(一部ハカマが残っていますが今回はかきあげなので無問題です。オヒタシなどを作るときはもっと丁寧に取ってね)
②★印の材料をすべて混ぜます。水の温度とか、かき混ぜ方とか、全然気にしなくて大丈夫。超テキトーな水で超テキトーに混ぜて下さい。
③ ②の衣が入ったボールに、ツクシと小エビを入れて、ザッと混ぜたら170℃の油で揚げます。最初は柔らかい感じですが、さわらずしばらく待つとカリっとしてきますので、そこでひっくり返し、両面がカリっとしたらできあがり!