私たちが今お借りしている田んぼのヨコには孟宗竹が生える大きな竹林があります。しかもその竹林の持ち主は、田んぼの大家さんと同じ方で、「生えてきたタケノコは好きなだけ取ってイイよ」と言われてます!
というのもタケノコをそのままにしておけば竹になってしまい、あまりに竹がはびこると竹林の質が下がってしまうので、大家さんにしてみればムシロ取ってもらった方が有難いくらいだそう。
というワケで今の時期、我が家はタケノコ食べ放題!東京にいた頃なら夢のような話です。モチロン場所が北関東でカバーされていない地面から生えるモノですので、放射能もチェック済みですがコレもまったく無問題。
タケノコは一見なんの栄養素もナイようにみえますが、実はカリウムが豊富でよけいな塩分を出してくれるのでムクみ対策に効果大。しょっぱいもの好きで水分好きな私はムクみやすいのでコレはウレシイ効果です。またグルタミン酸やチロシン、アスパラギン酸などのアミノ酸が含まれていて、疲れをとる働きもあるとのこと。
タケノコのお料理と言えば、タケノコご飯をはじめ、姫皮で汁物を作ったり、青椒肉絲や酢豚カニ玉などの中華料理、若竹煮、土佐煮など定番のお料理のほか、私のお勧めは牛肉の薄切りとタケノコの炒めもの。タケノコも薄切りにしてホンのちょっとだけニンニクをいれて塩コショウでシンプルに味付けしてください。超簡単ですがとっても美味しいですよ!ただし牛肉の味がそのまま出るため、切り落としなどで良いのでちょっとイイお肉を使ってくださいね。これは亡き母が大好きだった料理です。
あと、益子に引っ越してきて初めて知ったのですが、この辺りの方はタケノコを身欠きにしんと一緒に甘辛く煮付けるそう。味付けは甘辛の煮魚を作るくらいのコッテリめとのこと。試してみたところコレもすっごく美味しかったです。にしんそばが好きな方ならきっと好きだと思います。若竹煮よりもイイかも。タケノコじたいに油っけがナイので、脂のある食材と合わせる方が美味しいのかもしれません。
というワケで、今回は豚バラと大根とタケノコの甘辛煮をご紹介します。こんがりと焼いてから煮込んだ豚バラ肉はまったく臭みもなく、よけいな油もぬけ、トロンとしたゼラチン質とホロホロっとしたお肉がお口でほどけるようにとろけます。しかも豚バラ肉の美味しいダシが大根とタケノコに染みて最高です!ちょっとだけ手間がかかりますがこれは本当に絶品ですので、ぜひ作ってみてください。なるべく手間が省け短時間で作れるようなレシピにしました。
ウチにはタケノコがナイよ!という方は4月から5月に益子に遊びに来てくだされば掘りたての生きのイイのを差し上げます。一緒にタケノコ掘りましょう!
材料
作り方