以前、私がヘビースモーカーだったころ、そこが禁煙だと知らずにどこかの飲食店に入った後、禁煙だと分かったとき、たとえすでに席に座ってお水とかメニューを出された後だとしても「えー?吸えないの?」的なことを言って「吸えないんじゃ仕方ないね」と、お店を出ていきました。
ですから当然
ノンスモーカーとなった今、そこが禁煙ではないと知らずにどこかの飲食店に入った後、禁煙ではないと分かったとき、たとえすでに席に座ってお水とかメニューを出された後だとしても「えー?禁煙じゃないの?」的なことを言って「禁煙じゃないなら仕方ないね」と、お店を出ていきます。
これ、私としては適切な対応だと思っていますが、ウチの夫はそのような対応を「信じられない」と言います。
せっかく相手が「いらっしゃいませ」と笑顔で迎えてくれて、お水を出してくれるというオモテナシまでしてくれてるのに、その親切を無下にするなんて!と。
でもね!
上記のような対応をしないという方は、ハッキリ言ってタバコの問題を理解されていない人か、理解していたとしても、ウチの夫のように極端に「拒絶される」ことを嫌う気質の方なのではないかと思います。
自分は人から拒絶されたくない、だから人も拒絶しない。
これは一見正しいように見えますが、スモーカーとノンスモーカーが混在する社会に生きる上では正しい対応ではありません。
ノンスモーカーであり、かつ他人から拒絶されることを極端に嫌うタイプの人ではない場合、タバコを吸ってる人がそばにいることが耐えられないほど不愉快なことである場合が多いように
ヘビースモーカーにとっては、タバコがイヤな人がそばにいることが耐えられないほど不愉快なことである場合が多いのです。
よってこの2種類の人たちにとっては、お互いがお互いを拒絶しあったほうが、お互いの幸せのためであり、少しでもその手の人がいそうな場所を、お互いがハッキリと拒絶することこそ正解なのです。
ただ問題は、人から拒絶されることを極端に嫌う人が多い社会の中では、その点をあまり気にしないで「大きな声」で拒絶できる人の意見ばかりが目立ちがちだという点です。
そしてヘビースモーカーの中にはこの大声タイプが多いのですが、ノンスモーカーの中にはこの大声タイプが少ない。
なぜかというと、これはヘビースモーカーの性格を考えてみると分かります。
今現在、日本社会において「ヘビーにタバコを吸う行為」はどのようなものとして考えられているでしょう?
それは「リスクの高い快楽」として考えられているのが一般的です。
禁煙セラピストとして言うならこのような考え方には実は誤解があるのですが、ここでは取りあえずは、その点には触れません。
「リスクの高い快楽」という行為をする人たちとはどのような種類の人達でしょう?
リスクをとる、という性格じたいが基本的には強気な性格です。しかもヘビースモーカーであればこのリスクはかなり高い。そのうえ、リスクをとる理由が「快楽」ですので、これは明らかに自暴自棄的な要素も入ってきます。
間違いなく大声タイプの人です。
ノンスモーカーの人達とは、基本的にはこの正反対の性格の人たちです。
ただしノンスモーカーの中にも、快楽のためではなく、例えば社会的な成功のためとか、経済的利益のためならば、リスクをとることにやぶさかではないという種類の方もいます。
つまり強気ではあっても自暴自棄的な要素は持たない方です。このような方々の場合、タバコに対する嫌悪度によって大声で文句を言うかどうかは変わってきます。
強気でかつタバコに対する嫌悪感が高ければ「大声で文句を言う」可能性は高いでしょう。でもこのタイプの方は比較的少ないようです。
ネット上で、この大声タイプのノンスモーカーで有名な方と言えば、私の知っている限りでは永江一石さんとヨスさんくらいでしょう。
で、私もそうですが、実は元ヘビースモカーで、完全に禁煙に成功したという人はこの大声タイプのノンスモーカーになる場合が非常に多い。
みなさん、ぜひヘビースモーカーを完全に禁煙させて、大声タイプのノンスモーカーを増やそうではありませんか!
もしも身近にヘビースモーカーの方がいましたら、ぜひ「まったくガマンしないで禁煙できるただ一つの方法」をご紹介くださいね、とステマ落ちでゴメンナサイ。