今まで何回も禁煙しようとして、それでも・どうしても禁煙できなかった人に知ってほしいことがあります。
もしも今まで、たったの一日も禁煙できなかったとしても
どんなに頑張っても、どーしても禁煙だけは絶対に無理!だったとしても
それでも本当は、誰にとっても禁煙するのはウソみたいに簡単です。
ただし正しいやり方でやるなら、ですが。
お金もかかりません。薬もいりません。催眠療法もつかいません。
字を読むことさえできれば、たばこをやめたその日から、ぜんぜん吸いたくなくなってしまい、ガマンなんてまるきりゼロで禁煙する方法は本当にあります。
というか、私の場合、そういう方法でしか禁煙できませんでした。
私はそれほどまでに「どうしても禁煙できない人」だったのです。
「禁煙したいのに、どうしてもできない」その苦しみは経験した人にしかわかりません。
ときおり、禁煙外来のお医者様の中には「禁煙したいのに禁煙できない苦しみ」を知らないどころか、タバコを吸ったことすらない人がいます。
そして説教がましく「タバコは体に悪い、お金がかかる、人の迷惑になる」と教えてくれます。
そんなことタバコを吸う人なら誰でもモチロンわかっています。
わかっていても、やめられないから苦しんでいるんです。
私もそうでした。
でも、そんな人でも、この記事を最後までお読み頂ければ、ガマンなんて一切しないで、ラクラク簡単に禁煙できます。
この記事を最後まで読むには約20分かかります。
そしてこの記事の中で、お勧めしている本を最低でも1冊、多い人だと2冊を徹底的に読み込んで実際にラクラク禁煙できるまではトータルで2.3日はかかるかもしれません。
けれども、なるべく解りやすく書いたつもりですし、せっかくイイところまで読んだら、ここから先は有料、というコトはありませんので、安心して読んでください。
もしも解りにくい点があればメッセージをください。必ずお返事します。
禁煙したいのに今までできなかった方、ホンのちょっとだけがんばって、この記事を最後まで読んでみてください。もちろんタバコを吸いながら。
この記事を最後まで読めばきっとあなたもやめられます。
※もしもあなたが何らかの事情でどうしても長文は読めないけど「ガマンはゼロで禁煙したい」ならココをクリックしてください。
目次
どのようにして私が「まったくガマンしないで禁煙できるただ一つの方法」にたどりついたか?
私は1998年に「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」という本を書いたアレン・カーというイギリス人の開発した禁煙法を、日本に初めて導入しました。
それ以来、約20年間「一日で絶対やめられる」禁煙教室を開き、多くの人がタバコのワナから、ぬけ出すためのお手伝いをしてきました。
でも実は、かくいう私こそ、どうしようもなく最悪なスモーカーだったんです。
お恥ずかしい話ですが、私は14歳からタバコを吸いはじめ(法律違反ですね、スミマセン)この禁煙法でタバコをやめるまで約17年間もタバコを吸い続けていました。
とは言ってもヤンキーだったわけではありません(笑)
14歳のころ、私は神奈川県の、とある学生街に住んでいました。
その学生街にはアーティスト系の人が集まる一種のコミュニティのようなカフェがありました。
その頃、中学生だった私は、最初そのカフェをレコード屋さんと間違えて入ってしまい、それがきっかけでそのカフェに入りびたるようになりました。
なぜ中学生がカフェに入りびたっていたかというと、いくつか理由があるのですが
- 当時、母との関係が最悪で、あまり家にいたくなかった。
- そこに集うアーティスト系のお兄さんお姉さんがとてもステキであこがれてた。
この二つが主な理由です。
そして、そのお兄さんお姉さん方も、中学生ながらにサガンやドストエフスキーが好きでナマイキな文学論を語る私が面白かったようで、中学生がやってはイケナイ色々なコトを教えて下さり、その中の一つがタバコだったのです。
こうして私は、子供の頃は大嫌いだったはずの「タバコを吸う人=スモーカー」になってしまいました。
一日に80本も吸うヘビースモーカーになりました
こうしてスモーカーになった私は、すぐにアレン・カー(彼はものすごいヘビースモーカーでした)にも、張り合うほどのヘビースモーカーになりました。
一番最悪な時代には、1日に80本ものタバコを吸っていました。
ただ私はアレンとは違って、20代の前半まではまだ「タバコはおいしい」と信じて吸っていました。
でも一日80本も吸うようになってしまった頃は、もうぜんぜん美味しいなんて思うことはありませんでした。
普通、誰でも一日80本も吸うようになると「タバコはおいしい」なんて幻想はふっとんでしまいます。
けれども、その代わりに、ここまで来てしまうと「タバコをやめなければ」と、ただ頭の中で考えただけで、パニックにも近いほどの不安な気持ちに襲われるようになるため、たったの一日どころかほんの2・3時間さえ禁煙できませんでした。
禁煙しないと死ぬ、と言われてもどーしても禁煙できませんでした。
いつでもゼーゼーヒューヒューゲホゲホゼロゼロ、鼻水と咳と痰がとまらず喉も気管支も肺も胃も心臓も腎臓も腸も、内臓は、ほとんどすべてボロボロでした。
そしてとうとう最終的に、二人の医師から「禁煙しなければ死ぬ」と言われてしまいました。
でも「タバコがどんなに自分の体をダメにしているか?」ってコトくらい、ホントは医者なんかに言われる前に、自分自身で十分良く分かっていたのです。
両親がヘビースモーカーであったせいか、私は子供の頃から呼吸器系等に問題が多く、当然ですがタバコを吸いだすようになると、さらに呼吸器系等の問題は増え出しました。
ですからなんとか禁煙したいと思い、ありとあらゆる禁煙方法を試していました。
ニコチンガム、ニコチンパッチ、禁煙香(その香りをかいでからタバコを吸うとタバコが激マズになるグッズ)禁煙飴、禁煙茶等々…。
でもどれも私にはまったく効き目がありません。
ものによっては(例えば禁煙香などタバコがまずくなるグッズでは)タバコの本数は減るのですが、やめられはしないのです。
たったの一日たりとも…。
当時の私は「意志が弱い」チャンピオンでした。
そのころの私の口癖は「自分には努力する才能がない」でした。
今思えば「努力する才能」を奪っていたモノの一つがタバコでした。
「もしもこの意志の弱い私に、禁煙できる方法があるとすれば、それはタイムマシンに乗ってタバコを吸いだす前に戻るしかない」
半分は本気でそんなことを思っていました。
そして「でもタイムマシンで吸い始める前に戻れたとしても、このスモーカーとしての記憶がある以上、やっぱり禁煙できないのでは?」
そんな、ありえない心配までしていました。
でもそんな時に、アレンの禁煙法に出会い、ウソのようにラクラク簡単にやめられてしまったのです。
タバコをやめた最初の瞬間から、なんのガマンもせずに「まったく吸いたくなくなって」しまったのです!
そして禁煙したいと望む他の人たちのお手伝いをしたいと思うようになりました。
最後のタバコを消した瞬間からぜんぜん吸いたくなくなる、たったひとつの方法とは!
ではいよいよ
「最後のタバコをもみけした瞬間からぜんぜん吸いたくなくなってしまい、我慢なんてゼロでやめられる方法」をお伝えしましょう。
その禁煙法とは「正しい読み方で」「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」という本を読むことです。
こんな風に書くと「バカにするな!とっくの昔にその本は読んだけどやめられなかったよ!」という方もいらっしゃると思います。
でもそれは、あなたが「正しい読み方で」読んでいなかったからなのです。
今日は、本当に「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」の正しい読み方をお伝えします。
キチンと正しい読み方で読むならば「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」を読むだけで、どんなにガマンができない人でも、タバコをやめたその日から、ぜんぜん吸いたくなくなり、ガマンなんてまったくしないでタバコをやめることができます。
もしもあなたが今まで「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」という本を読んだことがないのであれば、なにはともあれ、まずはこの本を読んでみてください。
ただし、読む前にいくつかの注意点をお話しします。
以前に、この本を読んだけどやめられなかった方も以下の注意点を読んだうえでもう一度読んでみてくださいね。
わかりやすい本なのですが、翻訳本なので時に誤読される方もいるようです。
よって、この本の基本となる考え方7つを、まず解説します。
「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」の7つの考え方
【その1】ニコチンの禁断症状なんてナイ、も同然なくらい本当に小さなもの。
これを読んでそんなこと信じられない、と思う人こそ、ぜひ「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」を読んでみて下さい。「言われてみれば、確かにそうだ」と必ず納得できます。
【その2】禁煙の本当の目的は健康ではなく禁断症状を取り除くこと。
禁煙するホントの目的はお金のためでもなければ、人に迷惑をかけないためでもなく、それどころか健康のためですらありません。
禁煙する本当の目的とは、ニコチンの禁断症状というイヤなツを自分の中から完璧にとりのぞくコトです。
本当のニコチンの禁断症状なんて【その1】のとおり全然大したことはナイけれども、たとえどんなに小さな不快感だって、不快感がなくなれば気分は良くなります。
今までズーっと自分にまとわりついて小さな嫌がらせを毎日続けてきた禁断症状というイヤなヤツを自分の中から完全に取りのぞいてしまえば
今までよりも、ずっとイラつきや落ち込みの少ない、落ち着いてリラックスした、気持ちのイイ生活を送ることができるようになります。
それこそが禁煙の本当の目的です。
※追記します。
この追記は、禁煙するホントの目的がお金のためでも健康のためでもないとしたら、なぜ「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」には、お金のことや健康のことがかなり強い調子で書かれているのか?という疑問に答えるために書いたので、そこが気にならない方はこの追記は飛ばして【その3】を読んでください。
結論から言えば、タバコをやめる目的はお金のためでも健康のためでもないけれども、現実から目をそらしたままではタバコをやめることはできないからです。
私がもう25年以上研究しているエーリッヒ・フロム(フロイトとマルクスを統合したと言われている社会心理学者)によれば、不合理な行動(禁煙すべきだとわかってるけどタバコを吸ってしまう、やせるべきだとわかっているけどカロリーの高いものを食べてしまう等々)をしてしまう人の3つの特性として
①その不合理な行動をとることによって自分がうける被害を無視したり過小評価したりする
②その不合理な行動が自分の無意識とどう結びついているのかを理解していない
③その不合理な行動がなくなればどれほど自分の生活が快適になるのかを実感として理解できていない。
があり、タバコを吸うことによって自分が受ける健康被害や経済的な損失を直視しないという態度は、まさにこの①にあたるため、この点を解決しなければやはりその「不合理な行動」を止めることはできません。
余談ですが、アレンの禁煙法とフロムの考え方にはとても共通点が多いため、私は自分ならアレンの禁煙法をよりうまく多くの方に伝えられると確信し、この禁煙法を日本ではじめて導入しました。
【その3】タバコがやめられなかったのは禁断症状のせいではない。
禁断症状がたいしたものじゃないとしたら、なぜ禁煙するのが難しいのか?と言うと、間違ったやり方(ガマン禁煙)でタバコをやめようとしてきたからです。
社会からの洗脳によって自分に押しつけられてしまった「タバコとは今まで自分を助けてくれた小さな恋人である」という考え方を変えないままで「ガマンの力」でタバコをやめようとしてきたから禁煙は難しかったのです。
【その4】でもタバコを吸わなければならないのは禁断症状のせい。
止められなかった理由は禁断症状のせいではありませんが、タバコが悪いと知っていながら、それでも、どうしてもスモーカーだけがタバコを吸わなければならない本当の理由は、スモーカーが体の中にかかえている「禁断症状」というとるに足りないほどのホンの小さな不快感をただ一部だけ一瞬だけ取りのぞくためです。「禁断症状を、ホンの一瞬取りのぞく、そのためだけにスモーカーはタバコ吸わなければならないのです。」
【その5】吸わなければならない理由とやめられない理由は別。
・吸わなければならなかった理由は「禁断症状」のせいだけれども
・禁煙できなかった理由は「禁断症状」のせいではない
この二つをシッカリ区別して頭の中を整理しましょう。
【その6】正しいやり方(アレンの禁煙法)でタバコをやめれば、禁煙はだれにとっても楽しく簡単。
【その7】絶対に1本たりとも吸わないと「決断」すること。
タバコをやめれば【その4】の理由から「吸わなければならない理由」じたいがなくなります。
なので
①「これからは吸わなければならない理由がなくなる=ノンスモーカーになる=ストレスが減りリラックスでき集中でき気分が明るくなる」ことを心から喜んだうえで
②「絶対に一本たりとも吸わない」という「おなかの底からの本当の決断」をすること。
③その正しい決断を、けっして後から疑ったり考え直したりしないでタバコをやめたことを心から喜び続けること。
この正しいやり方(=アレンの禁煙法)でやめれば実は禁煙は誰にとってもウソみたいに簡単でとっても楽しいことなのです。
一番大切なこと
特に重要なのは【その7】の「絶対に一本たりとも吸わないと決断すること」です。
自分自身に対して、どこまで本気で「絶対に一本たりとも吸わない」と、誓えるか?この「絶対」という言葉をどのくらい本気で言えるか?によって、どれほどラクにやめられるか?が決まります。
一瞬の勇気、ある意味一秒の勇気です。
「なにがなんでも絶対に、たとえ死んだって一本たりとも吸うもんか!」
そのぐらいの本気さで、「本当の決断」をすることができれば、最初からまるでウソのように、ぜんぜん吸いたくなくなってしまいます。
でも
自分自身に対して「絶対」という言葉をつけて、「一本たりとも吸わない!」とお腹のそこから誓いきること。
これは本気でやろうとすれば、かなり恐ろしいことです。
だって「自分」はどこにでもついてきますし、「自分」に隠れて、こっそりタバコを吸うことはできません。
あなたがどんなに天才的な詐欺師だったとしても、自分自身をダマすことはできません。
まさに「天知る、地知る、己(おのれ)知る」です。
ですからホントの本気で「絶対に一本たりとも吸わない!」と自分自身に誓うためには、自分自身にたいして「どんな意味においてもタバコはまったく必要じゃない」ということをしっかりと、まずは「理屈」で納得させる必要があります。
でも理屈だけでは人は変わらない
けれども、ここで一つ大切な前提をあらかじめお話しておきます。
まずは理屈で自分自身を完全に納得させる、これはものすごく重要なことではあります。
ですが、実は理屈だけでは、人間の行動はそれほど劇的に大きくは変わらない、コトも多いのです。
かといって「理屈」がどうでもいい、ということでは全くありません。
「理屈」は、一般的に思われているよりも、ずっとずっと重要で、理屈の上で納得することなしには、劇的な行動の変化をおこすための土台さえも作れません。
でも理屈にできることは「人を飛び込み台の上まで行かせる」ことだけなのです。
その先の「その飛び込み台の上からプールの中に飛び込むかどうか?」は、実は理屈の力だけでは上手くいかないことも多いのです。
そして本を読むことによってできることはこの「理屈」で納得するという部分だけです。
だからこそ【7】の「決断」という「感情がともなう決定」が必要になってきます。
もしもあなたが決断を下そうとした時に、何も特別な感情が心の中で起こっていないとしたら、それは本当の決断ではありません。
とってもウキウキワクワクして、早く決断したくてたまらないような気持ちか、
あるいは、心の中に大きな不安があって決断することが怖く、逆の意味でドキドキしているか、
そのどちらの状態でもナイとしたら、それは本来の意味での「決断」をしようとしているとは言えません。
「決断をする」ということは「ハッキリとした強い確信を持って腹の底から決める」あるいは「不安な気持ちがあってもそれを勇気と理性の力で乗り越え思い切って腹の底から決める」ということです。
本当の決断をしようとした時に、ものすごくウキウキワクワクとした気持ちで強い自信をもってお腹の底から決めきるコトができない場合、必ず心の中に「不安」という感情があるはずです。
不安があることじたいには、問題ありません。
その不安を、「理屈」を土台として一瞬の「勇気」の力で乗りこえて、お腹の底からの「本物の決断」をくだす。
この時、人の行動は劇的に大きく変わります。
そうはいっても「勇気と理性の力で不安をのりこえて本当の決断をする!」なんて、なかなか普通の生活ではできるものでもありません。
ですので、しつこいくらいしっかりと「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」の本を徹底的に読み込んで、まずは、決断するための土台となる「理屈」の部分を完璧に自分自身に納得させておきましょう。
最低でも「飛び込み台の上まで行って」いなければ、飛び込めるはずがありません。
飛び込み台の上まで行っていないのに無理に飛び込めばプールの中には入れずにプールサイドのコンクリートに頭を打ち付けて大ケガをしてしまいます。
徹底的に本を読み込んで「自分にとってはタバコなんてまったく必要ない」というコトじたいは完全に納得できても、それでもまだ「絶対」という言葉をつけて「一本たりとも吸わない」という決断ができない方のために、後半部分の「最後のアドバイス」の中で、なぜ決断するべきなのか?という部分の「理屈」もご紹介していますので、ぜひそれを読んだ上で、思いきって勇気をだして「決断」をしてしまいましょう。
タバコは必要ないという点についても、決断するべき理由についても、理屈の上では完全に理解できたし納得できた。
それなのに・やっぱり、どうしても「絶対」という言葉をつけた決断ができない、という場合は、決断するための心の筋肉が弱ってしまっている可能性があります。
その場合は、私どもの禁煙教室に参加されるか、あるいは「がんばれない、努力できない、を治すたった一つの方法」を、シッカリと読んで、その内容を実行し、飛び込むための心の筋肉を強化した上で、チャレンジしましょう。
「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」を読む前に
以上「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」の本を読んで、本当に読むだけで絶対やめられれるためのコツをご紹介しました。
けれども、「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」を読んで確実にタバコをやめるためには、この本を読む前に少しだけ気をつける点があります。
もしもあなたが、どちらかといえば素直な性格なら以下の3点だけに気をつけて読んでみてください。
①すこしずつ読むのではなく週末など時間がある時にまとめていっきに読むこと。
②ななめ読みするのではなく、ものすごく丁寧に(アチコチにマーカーを入れたりポストイットを貼ったりして)受験勉強してるがごとくに真剣に完璧に理解できたと思うまで読むこと。
③「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」の最初の方に「タバコが美味しい、というのは錯覚」というような表現が出てきてきます。ここに反感を持ってしまうような方の場合は、次の「タバコは美味しいってホント?」の中でご紹介している方法を試してから読むこと。
タバコは美味しいってホント?
タバコは美味しいと信じている方は、ぜひ、その「美味しいはずのタバコの煙の味そのもの」を「美味しいと思った、その瞬間に」よくよく自分の口の中でタバコの煙をモグモグと、かみしめるようにして
味わってみてください。
「美味しい味って、いったいどんな味?それは甘いの?苦いの?しょっぱいの?すっぱいの?」
それを頭の中で「考える」のではなく自分の口の中で実際に「感じて」「味わって」みて下さい。
軽いタバコを吸っている人などは一回ではナンの味もしないという場合もあるかもしれません。
そんな時は煙を口の中にためて煙をかみしめるようにして、舌(味を感じる器官です)に煙を押し付けるような感じで、6回「煙を口にためてモグモグする」をやってみてください。
すると本当のタバコの煙の味じたいがわかってきます。
現実の「タバコの煙の味そのもの」はけっして「美味しい味」はしません。
それは、舌に突き刺さるような、苦いような渋いような、それでいてどこかしら酸っぱいような、薬臭いような
ひどくまずい味がします。
スモーカーはタバコの煙を口の中でモグモグとじっくり味わったりはしません。
それどころかなるべく口の中にはタバコの煙をためないようにして、煙を吸ったらすぐに、スッとのどの奥に煙を送りこむようにします。
実際に舌に味を感じさせることができるほど長い間、口の中に煙をためてモグモグと味わえばその「まずい味」に気づいてしまう。
だから、なるべくその「まずい味」を感じないようにしてタバコを吸います。
そして頭の中だけで「タバコはおいしい」という錯覚を作りあげ、「こんなおいしいものは絶対にやめられない」と思いこみ、禁煙することをますます難しくしてしまうのです。
このタバコの強力な洗脳の一つである「たばこは美味しい」という洗脳を自分自身で解いてから読みましょう。
素直な性格の方なら、これでほぼ間違いなくやめられるはずです。
素直じゃなくてもこうすれば禁煙できる!
次に「素直じゃない性格」の方が読む場合、上記の3点に加えてさらにもう1つだけ、することがあります。
「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」を読む前に次の本を読んでください。
「まだ、タバコですか?」著者 宮島秀樹 講談社現代新書
ただし、この本を読んでいる間、気をつけることが2点あります。
①もしも本を読んでいる間にタバコがやめたくなったとしてもここでは、決してやめないこと。
②数を減らそうとしたり、吸う機会を限定しようとするなどのタバコをコントロールしようとするのもアウト。
この二つ、とても重要なので必ず守ってください。
数を減らしたり、ガマンの力で禁煙しようとすると逆にますます「タバコがいいものだ」というニセの感覚が強まってしまい、よけいに禁煙するのが難しくなります。
その理由は「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」に詳しく書いてありますのでしっかり読んでください
いつもどおりの量のタバコをいつもどおりに吸いながらこの本を読み終えてください。
そのあとに上の3つのアドバイスにしたがって「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」を読んでみてください。
そしてもしも「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」を読んでいる間、ムラムラと本の内容に反論したくなってきたら(素直じゃない人はきっとそうなります、私もそうなりました)
「理屈と膏薬はどこでもくっつく」という昔ながらの格言を思い出してください。
ちょっと頭が回る人であれば理屈なんていくらだって作り出せます。
大切なのはその「理屈」が自分にとって(あえて言うなら禁煙したいと願っている人にとって)良い結果をもたらしてくれるか?悪い結果をもたらしてくれるか?ですよね。
自分で自分に聞いてみてください。
「私の目的は何?ラクに禁煙できることでしょう?ここでアレンの理屈にのっかってみて何の損があるの?ラクにやめられたら大儲けじゃない?」
最後のアドバイス
そして最後のアドバイスです。
あなたが素直じゃない性格でも、あるいは素直な性格でも
とにかく上記の方法で「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」を読み終え
「ヨシ!一本たりとも絶対に吸わない、という本気の決断を今からくだすぞ!」というトコロまでは、来たとします。
でもいざ、決断をくだそうとした時、不合理な恐怖に襲われる可能性があります。
例えばこんな恐怖です。
「絶対」なんてありえない!だって、もしも頭にピストルをつきつけられて「吸わないと殺す」と脅かされたら間違いなく吸う!
そんな時には我に返ってください。
あきらかにその仮定は現実には起こりえない非現実的で不合理な妄想です。
ほかにも色々な不合理な恐怖がわきあがり「本当の決断」をさまたげようとするでしょう。
でもどうか「一秒の勇気」をもって、その不合理な恐怖を、ふみつぶしてください。
思い切って清水の舞台から飛び降りるようなつもりで、「エエイこうなりゃヤケだ!たとえ死んだって絶対に一本たりとも吸うもんか!」
そのくらいの気持ちで「お腹の底からの本当の決断」を下すことができれば、最初からウソのように吸いたくなくなってしまいます。
考えてみてください。あなたがもしもその決断を下したとして、それでどんな恐ろしいことがおこるでしょう?
「もし決断をして、それでも失敗したら自信を失ってしまう。」
でも、今までずっと悪いと知りながらスモーカーとして生きてきたあなたはもうすでに自信を失っていませんか?
「もし決断をして、それでも吸いたくなったら?」
決断をしなければ間違いなく吸いたくなります。それは今までの自分の経験で解っていますよね?
ここに二つの道があります。
一方の道は決断しない道です。
決断しないでタバコをやめる道というのは今までも何度も通った道であり、この道を行くなら間違いなく吸いたくなってしまうのは、もう自分の経験でわかっています。
もう片方の道は決断する道です。
この道は今まで通ったことのない道なので、いくら他人が「この道をいけば吸いたくなくなりますよ」と言ったって自分自身ではその経験がないのですから確信はもてません。
うまくいくかもしれないけど、うまくいかないかもしれない。
では、ここで考えてみてください。
片方は100%苦しむことが確実な道、もう片方は確率はどのくらいかはわからないけれど、もしかしたら苦しまないで済むかもしれない道です。
苦しみたくないのなら、どちらを選びますか?というコトです。
「確かにそのとおり。何もかも理屈の上では納得できた。でも・それでも・どうしても・決断するのが怖い。なぜ怖いのか?その理由は分からないけど・それでもやっぱり怖くて決断できない」
ここでハッキリ理解して下さい。
本当は「決断できない」のではなく、あなたはここで「決断しない」という選択肢を選ぶのだ、というコトを。
なぜその選択肢を選ぶのか?その理由は「なぜだかわからないけどタバコをやめるという決断をすることが怖いから」です。
つまりここであなたは「理由はなぜなのか、それはわからないが、自分の中のどこかから決断するのが怖いという感情がわきあがるから、その感情に従って「決断しない」という選択を、しようとしている」ということです。
なぜ、理由もわからないのに「怖い」と思ってしまうのでしょう?
そして、その感情はいったい心の中のどこからわきあがってくるのでしょう?
なぜ理由もわからないのに怖いと思ってしまうのか?そんなコトは、一朝一夕で解るコトではナイでしょう。
下手をすれば一生考えたって、解らないかも知れません。
だってそれは「理由もナイのにナゼか怖い」という明らかに不合理な感情だからです。
理由もわからないような不合理な感情がおこってくる場所といえばもう明らかです。それは間違いなく無意識からおこってくる感情です。
つまり今ここであなたは、「無意識」の部分から、わきあがってくる「ナゼだか分からないけど決断するのが怖いという感情」に従って、一つの選択をしようとしている、ということです。
「無意識」とは私たちの中にありながらも、私たちがあまり良く知ることのできない部分です。
そこには素晴らしいものもあれば、最悪なものもあります。
無意識の部分にいったいどんなモノがひそんでいるのか?私たちはそれをハッキリとは知ることはできませんが、意識的な部分についてならハッキリと知ることができます。
そして私たちの全意識の中で、意識できない部分が無意識ですから、意識できる部分に何がアルのかをハッキリと知ることで、少なくとも無意識の部分にはそれがナイということは分かります。
これを今ここの「タバコをやめるという決断をするのが怖い」という感情に当てはめればこういうことになります。
理屈では「タバコをやめるという決断をするべき理由」はハッキリと理解できている、ということは、つまり、その決断をした方が、明らかに自分の利益になるということは、ハッキリとした「意識」の部分では完全に納得している、ということです。
ハッキリとした意識の部分では、あきらかにどこからどうみてもこの決断をする方が、自分を苦しめる可能性も低く、精神的にも、経済的にも、社会的にも、どのような面からみても、自分にとっての利益となるというコトが解かりきってるはずの、自分にとって完全に正しい決断をあなたがしようとした時に、そのジャマをしてくるのが、この「タバコをやめるという決断をするのが怖い」という無意識の部分からやってくる感情だ、ということです。
つまりこの「タバコをやめるという決断をするのが怖い」という無意識からくる感情は、あなたをムダに苦しめ、精神的にも、経済的にも、社会的にも、あなたにとって損になる方へとあなたを連れて行こうとしている感情だというコトです。
つまり、その感情は、あなたを不幸にしようとしている感情なのです。
なぜそんな自分にとって損になるような、ワザワザ自分で自分を不幸にするよう不合理な感情が無意識からわいてきてしまうのか?
それは、もしかしたら子供の頃のトラウマのせいかもしれませんし、他に理由があるのかも知れません。
でも、そんな理由なんて分からなくても、まったく問題ないのです。
たとえ理由なんてわからなくても、その感情がどのような種類の感情であるのか?それさえ理解できれば、私たちはその不合理な感情を理性の力で、一瞬の勇気の力で、のりこえることができます。
その理由もわからない不合理な感情は自分を幸せになる方向につれていってくれる種類の感情なのか?
あるいは不幸になってしまう方向へとひきずっていく種類の感情なのか?
それさえ解れば良いのです。
ぜひ自分で自分にこんな風にいってください。
こうやってこの不合理な感情を一瞬の勇気で飛び越えて「本当の決断」を下してください。
決断の仕方さえ正しければ本当に最初からウソみたいに吸いたくなくなります。
もしも多少、決断の仕方に迷いがあって「吸いたくなって」しまったとしても
「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」の中にでてくる「ウィンカーテクニック」を使えば、すぐにその「吸いたい」気持ちはなくなります。
どうか、がんばってください!
がんばって「我慢する」んじゃないんです。
がんばって「決断」をするんです。
決断する時 、こんなことはぜったい考えてはイケマセン!
「タバコをすったらガンになる、無駄なお金が800万、周り中の人に迷惑をかけてる!」そんなネガティブなことは一切、考えないでください。
「自分の快楽」のことだけを考えてください。この時だけは強烈な自己チュー人間になりましょう。
自分で自分に、このように言ってください。
「禁煙する本当の目的はお金のためでも健康のためでも人に迷惑をかけないためでもない。」
「私の目的はこの、今までいつも私にまとわりついて私にずーっと小さな嫌がらせをしてきた禁断症状というイヤなヤツを、完全に私の中から取り除いて、今よりも、もっともっと気持ちのイイ、落ち着いた、穏やかな、リラックスした、ストレスの少ない、集中できる、気持ちの明るい生活をおくるため、そんな快楽的生活のために、タバコをやめるんだ!」
こんな感じで、禁断症状というイヤなヤツ、「タバコを吸わなければならない理由」を作り出してきた最低なヤツが、自分の中から完全になくなったら、どんなに落ち着くか?どれほどホッとするか?その明るいイメージだけを抱いて、そのイメージの中に飛び込むようなつもりで、思い切って「エイヤ!」と正しい「本当の決断」を下してください。
決断の仕方さえ正しければあとは奇跡のようなパラダイス(最初から吸いたくなくなってしまう)が待ってますよ!
どうか頑張って下さいね!
そのほかの注意点
なお上記のアドバイスはすべて今現在なんらかの精神的な疾患を持ち治療中の方(もしくは治療が終わってから3ヶ月以内の方)には、ほぼ効果がないアドバイスです。
今現在なんらかの精神的な疾患をもっているわけではなくかつ、以上の注意を守って読んでみたけどやっぱりやめられなかったという方、メールで相談してください。
無料でアドバイスします。アドレスはこちら→ fromm.shima@nifty.ne.jp
あるいは毎週火曜日の18時から19時の1時間無料の電話相談をうけつけていますのでそちらにどうぞ。
無料相談の電話番号は以下の通りです。
0285-77-0675
コメント
私は【花タバコ】というニコチンを全く含んでいない擬似タバコを吸うことで、ニコチン0の生活を一週間ほど続けました。また、現在流行っているVAPEという物も試してみました。然しながら、どうしてもタバコが止められなくて、現在ではニコチン含有量0.1ミリグラムのタバコを吸う生活に戻ってしまっています。
アレン・カーの本も読みました。
しかし、どうしてもタバコを止められません。
もう、どうしたら禁煙に成功するのか分からなくなってしまいました・・・
禁煙に成功するには何か特別な方法が必要なのでしょうか?
頂いたメッセージを拝読する範囲では、このメッセージを頂いているブログの記事「まったくガマンしないで禁煙できるただ一つの方法」https://lakukin.com/stop-smoking/ をお読みいただいていないように感じました。
先ずは、こちらのブログの記事をしっかりと読み込んでその内容を実行してみてください。
記事の内容等で良くわからない点などありましたら、またご質問なさってくださいね。